今回は可愛いクッションを作ってネコを集めるボードゲーム『キャリコ』のレビュー記事です
可愛いネコちゃんが特徴的なパッケージ
海外では2020年に発売されましたが、日本語版が2021年に発売されました
とは言っても全てアイコン化されているので、言語依存はありません
この記事では
- どんなゲームなのか
- 実際に遊んだ感想
- 面白かったポイント
この辺を詳しく紹介していきます
デザインが可愛いゲームが好きな方、一点特化な戦略が好きな方、シンプルだけど悩ましいゲームが好きな方におすすめしたいボードゲームです
10匹のニャンコが登場するよ!
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『キャリコ』ってどんなゲーム?

『キャリコ』は自分のボードにパッチワークタイルを設置していくセットコレクションゲームです
ルール自体はシンプルでわかりやすいんですが、どこにタイルを置くかめちゃくちゃ悩む遊びごたえのあるゲームになっています
簡単にルールの説明をしていきますね
ゲームの流れは①タイルを配置→②補充する

ゲームの流れを簡単に説明すると
- 手札のタイルをボードに配置
- タイルを補充
の2ステップになっています
タイルは6色×6柄の36パターンあり、色も柄も同じものが3つずつあります
なので合計108枚のタイルを使って遊びます
ゲーム開始時に1人2枚ずつ配られ、共有スペースには表向きで3枚置かれています
手札のタイルを配置

自分の番になったら持っている2枚のタイルのうち、どちらかをボードに配置します
タイル配置ゲームでは、すでに置いたタイルに隣接するように置くのがあるあるですが、『キャリコ』では隣接させる必要がなく、好きなところに置けます
ボードがすべて埋まるまで順番にタイルを配置していくので、1人22枚のタイルを配置することになります
配置のあとはタイルの補充

タイルをボードに配置したら、共有スペースにある3枚の中から好きなタイルを1枚選び、手札に加えます
そのあとに袋の中から1枚ランダムに引いて補充します
ゲームの流れはこの2ステップ
タイルを置いて→補充する
わかりやすいですね
どこにタイルを置くかめちゃくちゃ悩む!
得点源は①目標タイル②ネコ③ボタンの3つ
パッチワークタイルをどう配置するかによって、獲得できる点数が変わってきます
得点源になるのは
- 目標タイル
- ネコ
- ボタン
この3種類です
目標タイルは色と柄

目標タイルに隣接させて置いた6枚のパッチワークタイルによって点数が決まります
色か柄、どちらかだけ達成していれば青い点数が
色も柄も両方達成していれば黄色の点数がもらえます
目標タイルは全部で6種類あり、1ゲームでは3枚使います
ネコ得点は柄

指定された柄のタイルを、ネコのお題通りに配置できたらネコトークンを獲得できます
ネコは全部で10種類あり、1ゲームで3種類使います
お題の難しさによって得点に差があるので、ゲームごとにネコの点数の重要度が変わります
1種類ずつネコトークンがあるのは可愛いんですが、混ざっていると仕分けが結構めんどくさいです
小さめのチャック付き袋に分けてみたところ、準備がめちゃくちゃ楽になりました
ボタンタイルは色

同じ色のタイルを3枚連続させるとボタンがもらえます
一番シンプルなセットコレクションですね
6色全部のボタンを集めるとボーナスで虹色ボタンがもらえます
点数はどれも1個3点なので弱そうな感じだけど、目標タイルやネコと上手くかみ合うと点数が伸びてきます
「3点か~」と思って無視してると痛い目みるやつ
公開されている情報が少ないので2手3手までしか先が見えず、どこに配置するか毎回めちゃくちゃ悩ましくて楽しいボードゲームでした
実際に遊んだ感想
何かを諦めなきゃいけないのが苦し楽しい

目標タイルもネコもボタンも全部取る!ってのは正直かなり無理があります
手持ちのタイルと相談しながらどこで点数を取るか決めていくんですが、
「このタイル置いたらネコがもらえるけど、目標タイルが達成できないんだよな…どっちにしよう…」
と片方取るにはもう片方を諦めなきゃいけない場面が結構でてきます
この取捨選択がめちゃくちゃ楽しく、「今、ボードゲームやってるわぁ」と実感します
ネコの重要度が毎回変わっていい感じ
同じボードゲームを何回も遊んでいると、なんとなく「この戦法が点数伸ばしやすい」って感覚でてきますよね
『キャリコ』の場合、ネコの点数が3点~11点と幅が広く、組み合わせによって戦法が変わっていきます
ゲーム終了時の合計点数が50点~70点ぐらいだったので、ネコの重要度がゲームごとに結構差が出ます
プレイ感がマンネリ化しにくいのがリプレイ性が高くて良いな、と思いました
面白かったポイント
個人ボードでも差がある

個人ボードのフチにも実はパッチワークが描かれていて、それぞれ違う色と柄の組み合わせになっています
フチのタイルも配置したタイルと同じように使えるので、プレイヤーによってセットコレクションしたい軸が変わってきます
いつもは青系のプレイヤーカラーを使っているんですが、『キャリコ』では毎回プレイヤーカラーを変えて遊んでいます
目標タイルの位置が絶妙
2つの目標タイルに影響する配置場所がいくつかあって、これがまた絶妙なんですよ
色が合うからここに置きたいんだけど、もう1つの目標タイルが達成できなくなっちゃう…
なんて感じでどこに置くかめちゃくちゃ悩みます
もしかしたら後で完璧に合うタイルが来るかもしれないし、逆にまったく合わないのばかりかもしれない
そんなドキドキハラハラな展開が楽しめます
目標タイルをどこに配置するか、ゲーム準備の段階から悩めるのが最高ですね
『キャリコ』まとめ

以上、『キャリコ』を実際に遊んだ感想と面白かったところのレビューでした
日本語版が発売になるって話題になった瞬間に予約しましたが、悩みどころたっぷりでめちゃくちゃ好みなボードゲームでした!
ジャンルとしてパズルゲームともいわれてるけど、タイル配置とセットコレクションの方が個人的にはしっくりくるかなーという感じ
どの柄、どの色のタイルをどこに配置するかってのは確かにパズルっぽいけどね
どこに配置するかはめちゃくちゃ悩むけど、ルール自体はわかりやすいので
難しくはないけどしっかり悩めるボードゲームで遊びたい!って方におすすめしたいゲームです
見た目もめっちゃ可愛いのが良いですよね
プレイ時間も1時間かからない程度なので中量級のボードゲームに挑戦したい!って方にもおすすめです
『プロジェクトL』のように、これからの新定番ボードゲームになっていきそうですね
ぜひみなさんも遊んでみてください!

遊びゴコロのゆじ () でした @asobi556_yuji
ゲームタイトル | キャリコ 完全日本語版 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
対象年齢 | 10才~ |
メーカー | 株式会社アークライト |
ゲームデザイナー | ケビン・ラス |
販売店 | Amazon |