今回はチップ投げアクション×セットコレクションのボードゲーム『Hibachi』のレビューをしていきます
2010年に発売した『サフラニート』のリメイク版ボードゲームです
2021年にKickstarter版と日本語版が発売しました
言語依存がないので、限定拡張付きのKickstarter版を購入しました
この限定拡張の目玉焼きチップが可愛いんですよ
この記事では
- どんなゲームなのか
- 実際に遊んだ感想
- 面白かったポイント
この辺を詳しく紹介していきます
アクションゲームが好きな人、手番順が重要なゲームが好きな人、料理がテーマのゲームが好きな人におすすめのボードゲームです
ぜひ参考にしてみてください
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『Hibachi』ってどんなゲーム?
『Hibachi』はチップをボードに投げ入れて食材を売買し、料理を作っていくボードゲームです
ゲームジャンルはアクション×セットコレクション
2~4人プレイのゲームですが、拡張を入れると5人で遊べるようになります
プレイ時間は45分ほど
人数が多いとチップのぶつけ合いが増えて楽しいよ!
ゲームの目的は料理をつくること
ゲームの流れを簡単に説明すると
- 食材調達フェイズ
- 調理フェイズ
の順番で進みます
プレイヤーはお金を貯めながら食材を集めて、料理をつくっていきます
必要な食材を購入し、先に料理を3品つくった人が勝ちという感じ
どんな料理がつくれるかは、共有のレシピカードの中から選ぶのですが、早い者勝ちになっています
もう少し詳しく説明していきますね
食材調達フェイズ:チップを投げ入れてお金と食材を集める
食材調達フェイズでは、ボード内にチップを投げ入れていきます
『Hibachi』のチップはポーカーチップと同じくらいのサイズ・重さで持ちやすく、少しズシリとしていて手になじみやすくなっています
チップは各プレイヤー6枚ずつ持っていて、裏面には100~600の数字が描かれています
この数字は食材を売買するときの値段に関係があり、1ラウンドに3枚選んで使用します
自分の手番になったら、チップを1枚、数字が書いてある面を下にして裏向きのままボードに投げ入れます
ひっくり返って数字が見えちゃってもルール上は大丈夫なんですが、狙いが他のプレイヤーにバレてしまうのでなるべく裏向きのまま投げ入れたいところ
ボード上のチップは全員が投げ入れるまでそのままで、全プレイヤーチップを3枚ずつ投げ入れます
どこに乗ったかの判定は全員が投げ入れた後なので、チップをぶつけて邪魔したり、外したチップの修正をしたりできます
アクションマスの処理
ボード上のマスは「アクションマス」と「食材マス」の2種類があります
全プレイヤーがチップを投げ終わったら、アクションマスから先に処理していきます
- +1枚チップを投げ入れる
- 食材を無料で1枚ゲット
- レシピカードを無料で1枚ゲット
- 調理フェイズでスタートプレイヤーになる
の4種類があり、どれも強力なアクションになっています
複数のプレイヤーが同じアクションマス内に入っている場合は、マス内のチップの合計額が一番大きいプレイヤーだけがアクションできます
食材マスの処理
アクションマスの処理が終わったら食材の売買をしていきます
先に売却から
食材マスの上に乗っている全プレイヤーのチップの数字を合わせた金額が、その食材の売却価格になります
次に食材の購入
購入は、チップが乗っているプレイヤーだけがその食材を購入できます
チップの合計額が大きいプレイヤーから順番に、自分の色のチップを合わせた金額で購入できます
食材の在庫数はラウンド始めの補充枚数で決まるので、高くても確実に購入するか、なるべく安く購入するか、投げるチップの金額に悩みます
調理フェイズ:食材を揃えたら調理開始
レシピカードに書いてある食材が揃っていたら調理できます
公開されているレシピカードは3枚で、ラウンドの最後にしか補充されません
どのレシピで調理するかはスタートプレイヤーから順番に選びます
なので、手番順によっては食材はあるけど料理が作れない、なんてこともあります
手番順を変える方法もあります
アクションマスにある醤油マークを取ったプレイヤーは、調理フェイズで最初に手番が回ってくるので、絶対に調理したい!って場合は食材調達フェイズでアクションマスを狙っていきましょう
ゲーム終盤は調理フェイズの順番がめちゃくちゃ大事!
こんな感じでゲームを進めていき、最初に3品の料理を作ったプレイヤーが勝利します
食材を買うのか、高く売るのか、アクションを狙っているかの駆け引きも楽しい上に、そもそも狙ったところにチップを入れなきゃいけないし邪魔される可能性もある……と戦略と技術が上手く絡み合ったゲームになっています
実際に遊んだ感想
チップを投げ入れるだけで楽しい
ゲームのシステムとか駆け引きも楽しいけど、「チップを投げ入れる」という動作が純粋に楽しいよね
買いたい食材を狙ったり、他のプレイヤーの邪魔をしたり、そういうアクション的な要素って結構好きなんですよ
食材を集めるには絶対にチップを投げる要素が絡んでくるので、アクションが苦手な方は思うように食材を集めらなくてちょっとしんどいかもしれません
拡張ではお箸がついてきて、チップを動かしたり難易度の調整ができるようになっています
カジュアルに楽しめるのが良い
“欲しい食材を狙ってチップを投げよう”ってのがシンプルに楽しめるし、
高く買い取る人が優先なので「お金はあまりないけど、絶対欲しい食材だから高くても狙うか……」と程よい駆け引きになるのが良い
完全な読みあいだけだと頭つかって疲れちゃうから「うわ、外した」とか「チップぶつけるなよ!」とかワイワイした雰囲気で遊べるのが良いよね
ライトなボードゲーマーにおすすめしやすいのが嬉しい
面白かったポイント
狙いが読めないちょうど良い駆け引き
チップの位置だけだと何を狙っているかが読みにくいんですよ
他のプレイヤーのチップが乗っている食材は、その分売却額が高くなるので
売りたいから便乗しているのか、在庫数の少ない食材をお互い狙っているのか、読みにくくなっていて面白い
手番変更アクションが良い味だしてる
調理アクションのとき、どのレシピカードを取るかは早い者勝ちなので手番順がかなり重要になります
他のゲームでいうと『アグリコラ』みたいに先手番を取れる方法があるんだけど、それを取るのにもチップを投げ入れます
チップを投げてアクションマスに入れなきゃ取れないので、コントロールの問題だったり他のプレイヤーから妨害されたり、やりたい行動が確実にできるわけじゃないってのが良い味でてますね
『Hibachi(ヒバチ)』まとめ
「Kickstarter版の『Hibachi』少量入荷します!」みたいなツイートを見てほぼ勢いで買っちゃったんだけど、めちゃくちゃ面白いゲームだったので大満足しています
チップ投げたりサイコロ投げたりみたいなアクション要素が好きなので刺さりました
セットコレクションの要素とも上手くかみ合っていたので考えすぎないけど遊びごたえのある中量級ボードゲームで遊びたい!って方にはかなりおすすめです
周りから見てても何やってるかがわかりやすいのでボードゲーム会でも盛り上がりそうですね
ただアクションの要素は腕次第な部分もあるので苦手な人はとことん苦手かもしれないですね……
狙うのが苦手で食材集めが適当でも、あとからピッタリ合うレシピカードが出てきたりするのでボロ負けすることはあんまり無い……と思う
日本語版も発売しているので、置いてあるボードゲームカフェも多いんじゃないでしょうか
3~4人で遊ぶのがおすすめです!
気になっている方はぜひ遊んでみてください
遊びゴコロのゆじ () でした @asobi556_yuji
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ゲームタイトル | Hibachi 完全日本語版 |
プレイ人数 | 2〜4人(拡張を入れると5人) |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10才〜 |
メーカー | 株式会社アソビション |
ゲームデザイナー | マルコ・トイブナー |
販売店 | Amazon BOARDGAME.Lab!DDT |