今回はファンタジー世界の地図を作る紙ペンゲーム『カートグラファー』のレビュー記事です
紙ペン系のボードゲームはどれも好きなんですが、この『カートグラファー』は特にお気に入り!
なんでかというと、他のプレイヤーの地図に書き込んで邪魔ができるんですよ
まぁ、そのぶん自分の地図にも邪魔されるんですけどね
でも紙ペンゲームって1人でもくもくと遊ぶってイメージがありませんか?
『カートグラファー』は程よく他のプレイヤーとのやり取りがあって盛り上がるので、めちゃくちゃ好きなんです
「どんなルールなの?」と気になってる方に向けて
- どんなゲームなのか
- 面白かったポイント
この辺をくわしく紹介していきますね
プレイ時間は1~100人となっているんですが、隣のプレイヤーに地図をまわしたりする関係上
6人ぐらいが一番楽しめるんじゃないかな、と思っています
プレイ時間は30分ほど
全プレイヤー同時に処理をしていくので、人数が増えてもプレイ時間は変わりません
ルールもわかりやすいので、初めての紙ペンゲームにもおすすめです
紙ペンゲームで一番好きかも!
『カートグラファー』のルール説明
どんなゲームなのかわかるようにざっくり説明していきますね
『カートグラファー』はカードを使った紙ペンゲームです
ゲームの準備として、プレイヤーひとりひとりに白紙の地図を配ります
まずは探索カードの山から1枚引きます
探索カードには土地の種類とその地形が描かれていて、プレイヤーは自分の地図の好きな場所に書き込んでいく、という流れです
土地の種類か地形が選べる探索カードもあるので、そのカードが出たときは各プレイヤーそれぞれ好きなものを選んで書き込めます
マスの形は向きを変えたり反転させたりできるので、狙っている得点源に合わせて書き込んでいきましょう!
金貨が描かれている地形を選んだら、各ラウンド終了時に追加の点数がもらえます
得点カードに合うように地図を作る
「どんな地図を目指せばいいの~?」というのは、得点カードの組み合わせによって変わります
得点カードは4タイプ×4種類の計16枚
ゲームごとに毎回ランダムに選ばれるので、どんな地図を描いていけばいいか遊ぶたびに変わるんです
カードの種類について
大きく分けて、探索カード・待ち伏せカード・得点カードの3種類があります
探索カード
カードに描かれている地形を選び自分の地図に書き込みます
金貨マークがついている形を選んだ場合は、地図の下にある金貨を塗りつぶして獲得します
山岳アイコンには何も書けませんが、上下左右の4方向を埋めれば同じように金貨を獲得できます
金貨は各ラウンド終了時に点数になるので後述しますね
待ち伏せカード
待ち伏せカードが出た場合は、隣のプレイヤーに地図を渡して書き込んでもらいます
自分にも他のプレイヤーの地図が回ってくるのでめちゃくちゃ邪魔になるところに書き込んでやりましょう
ちなみに、左右どっちの隣に回すかはカードに矢印が書いてあります
待ち伏せカードは全部で4枚ありますが、各ラウンドの開始時に1枚ずつデッキに加えていきます
なので、いきなり4連続で待ち伏せカードが出る、なんてことは起きないようになっています
廃墟カード
廃墟カードが出た場合は、追加でもう1枚カードを引きます
地図をよく見たらうっすら廃墟が書いてあるでしょ?
追加で引いたカードのアイコンを、この廃墟のどこかに重なるように書き込んでいきます
普通の探索カードだけのときでも、廃墟に書き込めます
ラウンドの終了について
『カートグラファー』は全部で4ラウンド、春夏秋冬で区切られています
どうなったらラウンド終了するかというと、カードの左上に書いてある数字で決まります
この数字がそれぞれ規定の数を超えるとラウンド終了です
- 春…8
- 夏…8
- 秋…7
- 冬…6
となっているので、後半になると引けるカードが少なくなります
カードの引きによっては待ち伏せカードが出ずにラウンド終了する場合があります
そのときは山札に残したまま新たに1枚追加されます
点数計算について
点数は各ラウンドの終了時に計算します
得点カードの点数
得点カードは4種類ありますが、各ラウンド2種類が対象になります
- 春…A,B
- 夏…B,C
- 秋…C,D
- 冬…D,A
金貨の点数
獲得した金貨1枚につき1点獲得します
一度獲得した金貨は消えずに、最後まで各ラウンド終了時に点数がもらえます
なるべく早めに取りたい!
怪物アイコンのマイナス点
怪物アイコンの上下左右の空きマスは、1つにつき-1点になります
地形アイコンで埋めると防げるので、早めに対処しちゃうのがおすすめです
こんな感じで進めていき、4ラウンドが終了したときに点数の高かった人が勝ち! というゲームです
面白かったポイント
他のプレイヤーの地図に書き込むのが最高よね
紙ペンゲームって、基本的に他のプレイヤーってあんまり関係ないじゃないですか
パズルっぽいというか、後出しビンゴっぽいというか
「ここはあのカードが来たとき用に取っておこう」みたいに予定していても、待ち伏せカードが先に来たらつぶされちゃうってのがめちゃくちゃ面白い
待ち伏せカードのおかげで”最終的に埋まればいいや”と後回しにできずに、
“来たら嬉しいけどつぶされるよりはマシだから点数低くても確保しておく”って動きになるので、仕掛けるタイミングが重要になってきます
得点カードの処理のタイミング
得点カードが4種類あるのに、各ラウンドでの計算が2種類ってのもいいですよね!
今回のラウンドに関係ある地図を作っていくのか、
それとも後半に高得点が取れるように仕込んでいくのか、
人によってプレイスタイルが変わるのが性格出ていいですよね~
しかもAの点数が1ラウンドと4ラウンドって!
1ラウンド目だと全然点数が伸びないから無視しがちなんだけど、早いうちから書いておくと4ラウンド目で高得点になる……
けど、待ち伏せカードが出るとどうなるかー! って感じでめちゃくちゃ悩んで面白い
カードの引きの問題で全然狙ってる地形が出ない、なんてこともあるしね
今のラウンドで何ラウンド目の点を狙うか、って考えるのがめちゃくちゃ面白いんですよ
『カートグラファー』まとめ
紙ペンゲームが好きで、いろんな種類のゲームを遊んでるんですが
一番特徴的なのは他のプレイヤーの地図に書き込めるってことですよね、やっぱり
ファンタジーの世界で地図を作るってのと、お邪魔としてモンスターが出てくるのも世界観がばっちり合っていていいですよね
慣れてきた人向けに、難易度が高めのウラ面シートもあるし、
1人で遊べるソロプレイモードもあります
待ち伏せカードや廃墟カードのように多少細かいルールはありますが、カードに書いてある地形を選んで地図に書き込むだけなので、
紙ペンゲームに慣れていない人にもおすすめしやすいですよ
遊んでみた感じ、3~6人ぐらいがおすすめです
めちゃくちゃ面白いボードゲームなので、
「面白い紙ペンゲームないかな~」って探している方はぜひ遊んでみてください!
ゲームタイトル | カートグラファー-もうひとつのロールプレイヤー物語- |
プレイ人数 | 1~100人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
国内販売メーカー | 株式会社アークライト |
ゲームデザイナー | ジョーディ・アダン |
販売店 | Amazon |