こんにちは、ゆじです
今回はゲームマーケット2021春の新作『太陽と雨と虹』を紹介していくよ!
このゲーム、なんと遊び方が4つもあるんですよ
ヴァリアントルールのように+αのルールではなく
・ラミイ系
・トリックテイキング
・ゴーアウト
・2人専用
の遊び方がまったく違うルールなんです
トランプかな?ってぐらい遊びの柔軟性が高くてびっくり
ツイッターで見かけて
「淡い色合いで可愛いカードだな~」
と思っていたところ、紹介記事の依頼をいただいたので一足先に遊ばせてもらいました!
どのルールも面白かったので順番に紹介していきますね!
『太陽と雨と虹』のカード構成
それぞれのルールを紹介する前に、カードについて説明していきますね
カードは全部で36枚
7色あり、オモテには雨か太陽が描かれています
ウラも色分けされているので、他のプレイヤーの持っているカードがどの色か分かるようになっています
それぞれの色に太陽が1枚だけ入っていて、雨のカードは7枚6枚5枚……と色によって枚数が違います
どの色かはわかるけど、太陽か雨かわからないというのがどのルールでも効いてくるんですよ
では、それぞれの遊び方と面白かったポイントを紹介していきます!
ゲーム①「太陽のラミイ」

1つ目のゲームは「太陽のラミイ」
ラミイ系というジャンルのゲームで、3枚以上の同じカードや連続したカードを組み合わせて役を作っていきます
自分の場にカードを出していき、並びやオモテウラを組み替えて配点の高い役を作ります
完成させた役によって追加ドローや2枚出しができるようになるので、
組み換えが得意じゃない僕でも上手く役を作れました
太陽:太陽1枚
雨:雨カードの同色か色続き2枚以上
虹:ウラ向きの色続きで3枚以上
7枚以上のカードを使って役を完成させ、手札が0枚になったらアガリ宣言ができます
誰かがアガリ宣言をしたら親の右隣まで手番をしてゲーム終了、という感じ
役が作りやすくて遊びやすい
「太陽のラミイ」は、カードのウラを使った虹のおかげで役が作りやすくなっています
自分から見えてるカードの残数を計算して、どれを引いて来れるかの確立を出して……
ってのか苦手なのですごく遊びやすい!
ラミイ系のボードゲームでは『ラミイキューブ』が有名ですが、
引きが悪くなかなか手札が出せなかった記憶があるんですよね(単純に僕が下手なだけなのかな)
マイナス点にはなるけど、役に使わないカードを場に出しておいても大丈夫なのが有難い
場の制限が少ないので、ラミイ系のゲームに慣れていない人でも遊びやすいルールです
ソロルールでも遊べる!
「太陽のラミイ」では、自己最高点を目指すソロルールも用意されています
内容は対戦ルールのものと変更ありません
4手番を1ゲームとし、3ゲームの結果を最終得点とします
効率を考えたパズルゲームのようなプレイ感なので、ソロルールでも遊んでみてください!
1つ目のゲームは「太陽のラミイ」でした!
ゲーム②「虹のトリック」

2つ目のゲームは「虹のトリック」
トリックテイキングが好きなこともあって、『太陽と雨と虹』の中で一番気に入っているゲームです!
手札をウラにして並べておくので、持っている色と枚数が常に公開されています
マストフォロー形式なんですが、親が出した色とその前後の色が出せるようになっています
そのため、あえて弱いカードを出してトリックの勝敗をコントロール、なんてことが出来るんですよ
とはいっても他のプレイヤーもこちらの手札を見て狙って出してくるので
「そのカード取っておきたかったのに……」と
トリックテイキングに起こりがちな嫌だけど出すしかない状況もしっかり体験できます
勝敗の判定は色だけじゃなくて、トリテにしては珍しく、カード種類の組み合わせによるランクがあります
弱 雨<太陽<雨2枚 強
の順で強くなっていきます
まずはランクの強さで判定し、同じランクの場合は数字の大きさで判定する、という感じ
「虹のトリック」は3~4人で遊べます!
トリックの勝ち負けを調整するのが面白い!
単純に勝ち続ければいいわけじゃなく、
トリックを取ったカードによってポイントが決まり、そのポイントによって点数がもらえます
またその点数の傾斜がなかなかシビアなんですよ
中途半端に勝つよりは全負けを狙った方が点数が高かったりするのでハラハラしちゃいます
それぞれが持っているカードの色と枚数が公開されているので
「向こうは勝ちたくないから太陽を出したらこっちを出してきて、でもそうすると次の手番で……」
といった先の展開が読みやすいのも好きなプレイ感でした
上級ルールでは、ラウンド中に獲得できるポイントを予想しておくビッド形式になるため
勝敗のコントロールが重要になってきます
通常ルールで遊んだ後はぜひ上級ルールも遊んでみて欲しい!
2つ目は「虹のトリック」でした!
ゲーム③「雨のゴーアウト」

3つ目は「雨のゴーアウト」
この遊び方は名前の通りゴーアウト系(手札を出していって0枚を目指す)ゲームです
自分の手番では、同色のカードか色続きのカードを1枚以上だして、晴れか雨を宣言します
左隣のプレイヤーがOKかチャレンジで判断し、
チャレンジした場合、勝った方はカードの半数が点数になり、負けた方は残りが手札に加わる、というもの
特徴的なのは手札をウラ向きに並べ、オモテは自由に見れないという制限があること
相手がどんな組み合わせでカードを出したのかを読みあう心理戦、ブラフ系の要素も含まれています
最初に配られたカードの中から1色だけ内容を確認しますが、その後は自由にオモテを見れなくなります
なのでゲームが進んでいくと「あれ、このカード太陽だっけ?雨だっけ?」と良い感じに混乱してきます
早く出す?情報を集める?のジレンマ
早く手札を0枚にするためにはカードを多く出さないとダメだけど
情報がないまま適当に出してるとチャレンジの餌食になってしまうという
仕掛けるタイミングの見極めが良き
最初に見た情報を元にどう立ち回っていくかが重要になってきます
遊んだ時は勘がめちゃくちゃ働いてくれてチャレンジ無双できましたが、
同色か色続きかどっちで出されてたかが全然覚えられなくていい感じに記憶を揺さぶられました
3つ目は「雨のゴーアウトでした」
ゲーム④「ウェザーライン」

「ウェザーライン」は2人専用の遊び方で、4列のラインを作っていく陣取りゲームです
それぞれ基準になるカードが昇順降順になるようにカードを出していき、
虹の列を作り上げていきます
4列の虹が出来上がっていくので、ゲーム終了時の並びがめちゃくちゃ綺麗なんですよ!
1枚引いて、順になるように1枚出すというシンプルな流れでルールもわかりやすい
2回だけウラ向きをワイルドカードとして使えたり、太陽は1列に1つしかおけなかったり、シンプルな中でもしっかりと駆け引きのあるプレイ感が楽しめます
1手番がめちゃくちゃ大事
自陣に多くカードを置けた方がその列のカードを点数として獲得できるので、1枚の無駄が命取りになってしまいます
お互い同じ列に交互に置いていった場合、太陽がある方が勝つのでずっと1列にこだわっているワケにもいかない
かといって4列全部をまんべんなく狙っても陣地を広げられないので、
どこを集中して狙うかが重要になってきます
既に置いてあるカードの上に重ねて、太陽を雨に変えたり
あえて相手の陣地にカードを置いて点数を伸ばしたり
1手番たりとも無駄にできない真剣勝負ができます
『太陽と雨と虹』まとめ

『太陽と雨と虹』で遊べる4つのゲームを紹介しました
1つのゲームで遊び方が全然違うゲームが楽しめるってすごいですよね
どれも各ゲームジャンルの基本的な要素がありながらも選択肢の幅が広いので、
ボードゲームで遊んだことない方でもお手軽に楽しめるかと思います
色んなゲームで遊んでみたいな~って方にはかなりオススメ!
カードの構成がどんなゲームにも対応しやすそうなので、新しい遊び方のルールが出てくる予感がしますね!
ゲームマーケット2021春で発売されるゲームなので、絶対手に入れたい!という方は予約フォームをお使いください
もっと詳しいルールが見たい!という方は
制作者イオピーゲームズさん(@iop_games)の公開ルールをご覧ください
ゲームマーケット終了後、ネットショップで販売された場合は購入先リンクを貼っておきます!
以上『太陽と雨と虹』の紹介でした!
みんなも遊んでみてねー!
遊びゴコロのゆじ(@asobi556_yuji)でした